未曾有の大震災、あれから3ヶ月近く経つ。
街は以前と変わらない姿を取り戻し、行き交う人々は「そんな事があったの？」という顔で歩いてる様にさえ見える。仙台市内から、わずか10km離れた場所は瓦礫の山なのに・・・
最近思うことは「温度差」ということ。
「対岸の火事」だということ。
もちろん平静を保ち、元の生活に戻るのはいいこと。それぞれの生活や仕事があるし、生きて行かなければいけない。でも、そこには「危機感」や「思いやり」というものが欠落してしまっているような気がする。全てがではないし、みんながではもちろんない。
あまりにも「普通」に戻りすぎてしまっていて、「普通」に慣れすぎてしまってはいまいか？
電力削減が叫ばれている中、スーパーやコンビニの24時間営業って必要なの？
くだらない深夜のお笑い番組って必要なの？２４時過ぎたら砂嵐でいいんじゃないの？
街のうるさいネオンサインは必要なの？
AKB48の総選挙の投票権のために、5500枚、800万円分もCD買うのって何の意味があるの？
先日ようやく電気が通ったばかりの地域がある。
きっと嬉しくてすぐにテレビ付けたことでしょう。でも、すでにバラエティー番組しか放送してなくて、本当に必要な情報は、もうテレビから入手出来ないし、真実を真実として報道していないし、ましてや不安を煽るだけの情報番組しか放送していない。仮に自分がそこにいたら驚くと思う。浦島太郎状態だと思う。報道ってなんなの？って、メディアってなんなの？って。僅か、たった3ヶ月近くで以前と変わらなすぎる・・・結局、テレビ局は電力会社の圧力に屈してるからなんだろうけど。ましてや反原発を訴え続けたことでドラマを降板させられた芸能人さえいるくらいだから・・・
そして、もう一つ
今、この危機的状況の中で、どうして国は一つになって、力を合わせて「復興」というものに立ち向かっていかないのでしょうか？
「管降ろし」ばかりを唱え、自分たちの復権ばかりを考えているの気がする。今本当に必要なのは総理大臣を替えて新しい政治を創ることではなくて、国、政治が力を合わせて新しい日本を創ることではないのでしょうか？
映画「Independence Day」のように、「今こそ力を合わせて立ち上がろう！」という姿が必要なではないでしょうか？
毎日思う。ちっぽけで、本当に小さな人間だけど、この3.11の出来事を忘れないために、忘れ去られないために、風化させないために、風化させられないために、何か一つでも出来る事をしていきたい。自分に出来る事を・・・
そして、この動画を見てすごく泣けてきました。
本当に思う。この出来事を風化させないために、風化させられないために、何か一つでも出来る事をしていきたい。自分に出来る事を・・・
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